捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
父親の件を芽衣子は知らない。ただひどい男に捨てられたという事実は知っており、私の代わりに怒ってくれている。放っておけるはずがない、と自分の会社の席と住む場所まで提供してくれたのはそのためだった。
いつか引っぱたいてやると言ったその相手が、メールを寄越してきたドルチェの社長だと知ったらどんな顔をするのだろう。
「ママもいたいいたい?」
「……え?」
「だいじょぶ?」
鳴が不安そうに私の顔を触って、何度も痛いかどうかを確認してくる。
(あの人のことを考えてたのが顔に出てたかな)
鳴に心配をかけるわけにはいかず、すぐ笑顔を作った。
「ママは平気だよ。鳴はもう痛くない?」
「うん」
こくりと頷いたかわいい息子を抱き締め、頭を撫でる。
いつか引っぱたいてやると言ったその相手が、メールを寄越してきたドルチェの社長だと知ったらどんな顔をするのだろう。
「ママもいたいいたい?」
「……え?」
「だいじょぶ?」
鳴が不安そうに私の顔を触って、何度も痛いかどうかを確認してくる。
(あの人のことを考えてたのが顔に出てたかな)
鳴に心配をかけるわけにはいかず、すぐ笑顔を作った。
「ママは平気だよ。鳴はもう痛くない?」
「うん」
こくりと頷いたかわいい息子を抱き締め、頭を撫でる。