捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 それが終わったあとはお昼ご飯にした。日当たりのいい場所にシートを広げ、持ってきたお弁当を並べる。今日のために朝から気合を入れて作ったものだった。

「ママ、すごいすごいねぇ」

「ありがと。いっぱい食べてね」

 ぱちぱちと鳴が手を叩いて褒めてくれる。うちの子はなんていい子だろうと思っていると、弁当の中身を見た涼さんが微かに眉を寄せた。

「なに?」

 その顔が気になって尋ねると、戸惑ったように見つめられる。

「これは鳴の好物なのか?」

「え? ううん、違うよ」

 自分でも弁当を覗き込んでみる。

 無難な中身だと思う。唐揚げやおにぎり、マカロニサラダにきんぴらごぼう。どこからどう見てもそんな顔をするような中身ではない――と思いかけて、気付いてしまった。

「覚えていたのか」

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