捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 マカロニサラダを口に入れられていた鳴が大きな声を上げる。自分を抱く涼さんを見上げると、あまり迫力のない顔で睨みつけた。

「ママはなるくんの!」

「またそれか」

「パパのじゃないでしょ!」

「翠はお前が生まれる前から俺のものだ」

「ちょっ……!」

 こんなところで堂々と、しかも息子相手になにを言っているのかと絶句する。

「そういう恥ずかしいことを真顔で言わないでよ」

 つんけんした言い方になるのは、言った通り恥ずかしいからだ。今はまだ親子三人だからいいけれど、ほかの人がいたらと思うと眩暈がする。

「恥ずかしいか? 事実だろう」

「事実でもないです」

「だったら、少なくとも今は俺のものだ。法的にも」

「なるくんの!」

「鳴のじゃない」

「子供相手に張り合わないで」
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