捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「今までなにかに対して飽きを感じたことがない。おもしろいともおもしろくないとも思わないからな。興味がなくて」

「なるほど……?」

「飽きないだろう、というのはわかる。鳴を見ているのはおもしろい」

「あ、うん。それは私もわかる。かわいいでしょ」

「ああ」

 肯定してくれたのが素直にうれしい。

「お前に似てかわいい」

 うれしい、と思った気持ちが急速に塗り替えられていく。いつだってこの人は不意打ちで私を翻弄するのだ。

「そ、れは……どうも」

 声がひっくり返らないように言ってうつむく。

 しばらく車内に沈黙が下りた。

(昔は気まずく思わなかったのにな)

 その沈黙が続くことに耐えかねて口を開く。

「鳴は私よりあなたに似てると思う。顔もそうだけど、行動とか」

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