捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
一生懸命手を引っ張る鳴と、一応涼さんにも言っておく。
「ママは誰のものでもないからね」
「なるくんの!」
きいい、と奇声を発した鳴を抱き上げる。それで少しおとなしくなった。そこまではいいとして、今度は涼さんが文句を言う。
「重いんだが」
「じゃあ下ろして」
「それも嫌だな」
「パパ、ママのいうこときいて」
「どうしてお前が偉そうにするんだ」
私が呆れているのも知らず、ふたりはそのあとも言い合いを続けた。
前からこんなやり取りがあったとはいえ、一緒に生活するようになってからはこれまでよりもお互いに遠慮がなくなっているように思える。より親子に近付いているのはいい傾向だった。
ただ、ここで問題がひとつ発生する。
「ママは誰のものでもないからね」
「なるくんの!」
きいい、と奇声を発した鳴を抱き上げる。それで少しおとなしくなった。そこまではいいとして、今度は涼さんが文句を言う。
「重いんだが」
「じゃあ下ろして」
「それも嫌だな」
「パパ、ママのいうこときいて」
「どうしてお前が偉そうにするんだ」
私が呆れているのも知らず、ふたりはそのあとも言い合いを続けた。
前からこんなやり取りがあったとはいえ、一緒に生活するようになってからはこれまでよりもお互いに遠慮がなくなっているように思える。より親子に近付いているのはいい傾向だった。
ただ、ここで問題がひとつ発生する。