捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「呼ばれたからには仕事をもらって帰るつもり。あなたがなんのために私を誘い出したのかは知らないけど」

「必死だな」

「少しでも売り上げに貢献したいのは営業マンとして当然でしょ」

 涼さんに私を煽っているつもりはないだろう。ただ、本当に必死に見えるからそう言っているだけ。この人はそういう人だ。

「お金のためなら、自分を捨てた人のもとに来るくらいどうってことない」

 ほんのわずかでも表情を動かすところが見たくて、つい強気に言い放ってしまう。

 涼さんは私の言葉を聞いて軽く目を細めただけだった。その口元に自嘲気味な笑みが浮かぶ。

「そこまで言うなら『MAY』と契約してやろう。仕事はひとつだけでいいのか? 女物のアクセサリーにも携わらせてやろうか」

「え……」

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