捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
大丈夫だろうか、と聞かなくても心を先読みして安心させてくるなんて、この人はいつそんな技術を手に入れたのだろう。
かたり、と音がしてふすまが開いた。外廊下と繋がっているそこから、初老の夫婦が入ってくる。
私の義父にあたるその人は、涼さんと似ていなかった。柔和な顔は機嫌がいいときの鳴に似ているかもしれない。ほやほやしていて、こっちまでつられて笑顔になりそうだ。目尻の皺もきっと笑い皺だろう。
涼さんの話がたしかならば、この人こそが『ドルチェ』を支える敏腕デザイナーだ。経営は苦手だからと涼さんに社長の席を譲り、自分は本職のデザインに精を出していると聞いている。私が今日身に着けているペンダントと結婚指輪も、涼さんが頼んで特別にデザインしてもらったものらしい。
かたり、と音がしてふすまが開いた。外廊下と繋がっているそこから、初老の夫婦が入ってくる。
私の義父にあたるその人は、涼さんと似ていなかった。柔和な顔は機嫌がいいときの鳴に似ているかもしれない。ほやほやしていて、こっちまでつられて笑顔になりそうだ。目尻の皺もきっと笑い皺だろう。
涼さんの話がたしかならば、この人こそが『ドルチェ』を支える敏腕デザイナーだ。経営は苦手だからと涼さんに社長の席を譲り、自分は本職のデザインに精を出していると聞いている。私が今日身に着けているペンダントと結婚指輪も、涼さんが頼んで特別にデザインしてもらったものらしい。