捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
一方、義母は涼さんの母親、といった顔立ちだった。うかつに話しかければ手でも切れるのではないかと思うような鋭利な雰囲気に、きつく引き結んだ唇。目鼻立ちはシャープで、非常に厳しそうな人に見えた。大企業のトップに君臨するのがこの人だと聞いても、きっと驚かなかったに違いない。
「遅くなってごめんね。待たせたかな」
声までほやほやした義父が申し訳なさそうに目の前の席に座る。
よいしょ、と小さく声を上げたことに謎の親近感を覚えた。その横で義母は惚れ惚れするほど美しい所作で正座をしていたけれど。
「五分遅い」
「涼さん」
文句を言った夫をつい咎めてしまった。たった五分くらいなんだと言うのだ。自分は三年も妻を放っておいたというのに。
「遅くなってごめんね。待たせたかな」
声までほやほやした義父が申し訳なさそうに目の前の席に座る。
よいしょ、と小さく声を上げたことに謎の親近感を覚えた。その横で義母は惚れ惚れするほど美しい所作で正座をしていたけれど。
「五分遅い」
「涼さん」
文句を言った夫をつい咎めてしまった。たった五分くらいなんだと言うのだ。自分は三年も妻を放っておいたというのに。