捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 どう許しをもらおうかと思ったそのとき、鳴の身体が義母の手によって抱き上げられる。

「こんなにかわいい孫と三年も会わせてもらえなかったなんて、到底許せることではありません。あなたにはこれから涼の妻としての教育もありますが、まずは鳴の兄弟を私に見せるところから頑張ってもらいます」

「……え」

「え、ではありません。返事ははいでしょう」

「は、はい」

(はい……?)

 ちら、と涼さんを見る。相変わらず平然としていた。ただ、私の手を握っていたその手に力が入る。

「翠を公の場に出すつもりはない。だから教育も必要ない」

「甘い。妻が商談をまとめた話もあるのよ。最低限、社交の場に出る技術は仕込まなければ」

「涼にも仕込めているかどうか怪しいんだし、別にいいんじゃないかなぁ」

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