捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
「鳴もパパにおやすみって」
「どうせまたあとで言うからいい」
「……?」
早すぎる反抗期だろうか。疑問に首を傾げつつ、ぐいぐい引っ張る鳴に従った。
***
すう、と寝息が聞こえる。
部屋に入ると、当然暗かった。明かりはつけずにベッドへ向かい、起こさないよう慎重に端へ腰を下ろす。
翠は白いシーツに長い髪を散らして眠っていた。その横には鳴の姿がある。
(なかなか母親離れしないな)
三歳のときならばまだ許容できた。だが、五歳になっても鳴は――翠はそう思っていないようだが――母親にべったりでさりげなく俺を牽制してくる。
(誰に似たんだ)
「どうせまたあとで言うからいい」
「……?」
早すぎる反抗期だろうか。疑問に首を傾げつつ、ぐいぐい引っ張る鳴に従った。
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すう、と寝息が聞こえる。
部屋に入ると、当然暗かった。明かりはつけずにベッドへ向かい、起こさないよう慎重に端へ腰を下ろす。
翠は白いシーツに長い髪を散らして眠っていた。その横には鳴の姿がある。
(なかなか母親離れしないな)
三歳のときならばまだ許容できた。だが、五歳になっても鳴は――翠はそう思っていないようだが――母親にべったりでさりげなく俺を牽制してくる。
(誰に似たんだ)