捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
どうせママが帰ってくるまでは時間がある。めいちゃんと遊びに行くと言っていたから、夜になるかもしれない。だったらパパと咲月と俺の三人で遊んでいた方が楽しい。たぶん。
***
散歩を終えると、すっかり疲れてしまった。咲月があっちに行ったりこっちに行ったり、気の向くまま歩き回るせいだ。
普通の親なら止めるんじゃないかと思う。でも、パパは止めない。来たばかりの道を引き返しても、明らかに行き止まりに続く道でも、その場で咲月がしゃがみこんでも、全部黙って付き合った。
(あんなの散歩じゃない)
そう思ってるのはきっと俺だけだ。ママならわかってくれるだろう。このふたりといると、まともなのは自分だけだという気分になることも含めて。
「どこに行ってたの?」
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散歩を終えると、すっかり疲れてしまった。咲月があっちに行ったりこっちに行ったり、気の向くまま歩き回るせいだ。
普通の親なら止めるんじゃないかと思う。でも、パパは止めない。来たばかりの道を引き返しても、明らかに行き止まりに続く道でも、その場で咲月がしゃがみこんでも、全部黙って付き合った。
(あんなの散歩じゃない)
そう思ってるのはきっと俺だけだ。ママならわかってくれるだろう。このふたりといると、まともなのは自分だけだという気分になることも含めて。
「どこに行ってたの?」