捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 よく、咲月のそういう理解できないわがままに付き合うなといつも感心していた。パパに言えば大抵のことは叶えてくれるし、どんな面倒なことでも付き合ってくれる。そういうところは尊敬していた。咲月と一緒に床にぶちまけたパスタの本数を数える、なんて狂気じみたことに付き合えるのはたぶんパパだけに違いない。

 だからか、咲月はパパによく懐いていた。

 俺の次にパパが好きらしい。実はママよりもパパよりも俺を好きだと思ってくれていることが嬉しかったけれど、恥ずかしいからあんまり言わないようにしている。

「……行く」

 ひとりだけ留守番するのは嫌でついていくことにする。

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