捨てられママのはずが、愛し尽くされています~冷徹社長は極上パパ~
 ママがリビングのソファに座ると、咲月がその膝の上に乗った。パパも横に座ったのを見て、どこへ腰を落ち着けるか少し悩む。結局、子供っぽいと思われたくなくてパパの隣に座った。

「鳴もさっちゃんの面倒を見てくれてありがとうね」

 急に話を振られてどきっとする。褒められていることに気付いて、照れくさくなった。

「……別に」

「いつの間にか立派なお兄ちゃんになって、ママもうれしいよ」

「……そんなことで喜ばなくても」

「昔は大はしゃぎしたのに。ほんと、おっきくなったね」

「もう八歳だし。子供じゃないから」

「ええ……?」

「小学二年生だよ、俺。子供ってさっちゃんみたいな歳の子を言うだろ」

「私からすれば鳴もまだまだ子供だけど……。たしかにほかの子に比べたら大人びてるかもね」

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