悪戯 ―イタズラ―
「……へんなひと」
「あんな男に人生捧げるなら。とっとと僕に飼われて下さいね」
タカラくんが、こっちを向く。
眼鏡の奥のじっとりとした瞳に見つめられると、カラダの真ん中が熱くなってくる。
「ちなみに、僕。しつこいですよ」
「そんな感じ」
「壊しちゃうかもしれません。オッサンよりずっと体力あるでしょうし」
「あんまり怖いのは。……やだな」
ちょっと、おもしろいかも。
なんて思い始めている私はどうかしている。
「ほんとはいくつなの」
「思ってるより若いかもしれませんし。その逆かもしれませんね」
「いつからこんなことしてるの?」
「それは秘密です」
「パソコン以外にもなにかできたり?」
「資格は軽く両手両足で数えきれないくらい持ってます」
「うーわ」
「そうそう。ひとつ、言い忘れていることがあります」