甘い恋には程遠い

これ以上は一緒におられへん。
気まずいし。それに…マミちゃんも
私がおれへん方がええに決まってる。

幼なじみにしか癒せへん傷はある。
そこに私がおったら、きっと
マミちゃんは素直に泣けへん。

桃花「ごめん。私、先生に
頼まれ事してるから先帰ってて。」

マミ「そっか。今日はほんまに
ありがとう。じゃあ、また明日ね。」

桃花「うん、また明日。」

小さくなるマミちゃんの後ろ姿を
見送りながら湧き出た感情は最低やった。

…私やなくて良かった…。

て、ほんまに最低な事を思ってしまった。
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