君がいたから 陽翔、結菜side
「結愛が大変な思いしているのに、
何もしてあげれないのが辛いの。
しかもそれだけじゃなくて、自分のコントロールもできなくて、どんどん悪い方に考えちゃう。
陽翔だけじゃなくて、蓮先生にも頼って迷惑ばかりかけて、申し訳ないよ 」
小刻みに肩を震わせて、
目からポロッと再び涙がこぼれてきた。
「なんで結愛がこんな目に合わないといけないの…
誰よりもいい子なのに。
変われるもんなら変わってあげたい… 」
我慢の糸が切れたみたいで、悲痛な声で叫んでいる。
そうだよな…
俺だってそう思う。
優しい結菜や結愛がこんなに苦しい目に合うなんて世の中は不公平だ。
残酷すぎて簡単に受け入れられることではない
でも、これは現実。
受け入れないと前には進めないから
どんなに苦しくても、俺は結菜と結愛を絶対守る。
そう誓った。
「結菜…話してくれてありがとう…… 今度は俺の話も聞いて? 」
「…うん 」
結菜の顔をしっかり見て、必死に言葉を探す。