君がいたから 陽翔、結菜side

「俺だって結愛がこんな理不尽な目に合うなんてって酷いと思う。

それにいくら医者でも、結愛が苦しくないようにできるわけではない。
何もしてあげられないのは同じ。

だからこそ、俺といっしょに結愛のこと少しでも支えられる方法考えよう ?」


真っ白で柔らかい、結菜の頬を撫でながら、
問いかけるような口調で話した。


「それに、俺たちだけじゃなくて、
蓮だって結愛を守ってくれるから大丈夫だよ 」

「でも………」


蓮の名前を出すと少し視線を下に向ける結菜。


「私、蓮先生に無理なお願いしちゃったかも…
結愛のことを真剣に考えてくれるから、さっきもつい甘えちゃったし
結愛を守るのは本当は母親である私の仕事なのに 母親失格だと思う 」


「そんなことないからっ 」


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