俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~
ヨーテリの暴挙になずなも驚き、あわくってヨーテリを俺から引き剥がそうとする。
小さな体幹を両手でわしづかみにし、一気にベリッと剥がし、俺はようやく痛みから解放された。
と、思ったのも束の間。
グルルル…と、犬コロの唸り声が聞こえる…。
目の前には、なずなに体を掴まれ抱き上げられたままの状態で、俺をぎっちりと睨み付けて殺気十分に唸る、畜生…。
人が目をはなしたすきに、なずなちゃんに手をだしやがって!
よくも、ぼくのなずなちゃんにエロいことをしようとしたな!
このヤリ××ヤロー!
…ぬうぅぅっ!
また自主規制だぞ!と、反論してやりたいが。
経過はどうであれ、結論としてはそうなってしまったから、畜生相手だろうが苦し紛れの『黙れ』しか言えない…!
人が?…犬が、だろが。
『ぼくのなずなちゃん』も、非っ常に腹立たしいんですが…!
おまえのじゃねえよ!
しかし、畜生はこれで物申し終えたワケではない。
俺に向かって、ワンワンワンっ!と力の限り吠え、またグルルル…と唸り出す。