冷徹騎士団長に極秘出産が見つかったら、赤ちゃんごと溺愛されています
「オリビア、もう一度よく話し合おう」
「やだっ。だって、おとーたまは、おかーたまとけっこんするんでしょ!」
「それは――」
きっと、騎士団の面々がこんなリアムを見たら驚くだろうな、と。リアムのそばに立つリリーは、穏やかな気持ちで想像してほほ笑んだ。
「オリビア、これで許してほしい」
そうして翌日、花の冠を持ったリアムがオリビアの許しを乞えば、オリビアはその冠を頭に載せて、リリーにそっくりな天使のような笑みを浮かべた。
また、ひとつの季節が巡っていく。
愛しい娘を抱きしめたリアムの心は、言葉にできないほどの幸せで満たされていた。
Fin.


