~ 甘夢甘恋 ~
自分が ただの生徒の1人だってことぐらい…わかってる。
教壇に立てば…先生はクラスにいる40人の生徒を平等に見なくちゃいけないことも。
それも…ちゃんとわかってるつもり。
でも今だけでも…わたしだけを見て欲しい。
けど、わたし自身が先生を近くで見れなくなって──・・・
「…みつ?」
「──え」
突然、頬に添えられた…ものすごく熱い手のひら。
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
パッと視線を隣に移し、先生の顔を見てみると