没落姫の溺愛婚~双子の寵姫も楽じゃない!?~
「でも……私……。
新米のくせに、あんまり仕事も出来なくて……。
先輩達を怒らせてばかりですよ……?」
彩希は、本当に不器用で。
針仕事も苦手で、二人の衣装さえ、拾われてから今まで、まともに縫えていない。
数少ない娯楽とも言える様々な心踊るような物語を書く才能もなくて、筆すら持たせてもらえない。
掃除に洗濯だって、彩希よりも遥かに年下の子達よりも劣って、馬鹿にされる始末。
何にもいいところなんてないし、むしろ迷惑かけてばかりなのに……。
「言いたい奴には、言わせておけ。
誰が何を言おうとも、お前だけが俺達の世話役だ。
むしろ、お前以外に世話を焼かれたくない」
「彬親様………」
誰にも、それだけは譲らせないからな。
そう囁いて、彬親は彩希をさらに強く抱きしめた。
首筋に顔を擦り寄せ、ちゅっ、と優しい口づける。
そして、また甘えるようにもう一度、顔を首筋に擦り寄せた。
ぎゅうぎゅうと、少し狭苦しいくらいなのに。
どうしてなんだろう。
とても温かく、心から安心して、つい体を預けてしまいたくなる。
新米のくせに、あんまり仕事も出来なくて……。
先輩達を怒らせてばかりですよ……?」
彩希は、本当に不器用で。
針仕事も苦手で、二人の衣装さえ、拾われてから今まで、まともに縫えていない。
数少ない娯楽とも言える様々な心踊るような物語を書く才能もなくて、筆すら持たせてもらえない。
掃除に洗濯だって、彩希よりも遥かに年下の子達よりも劣って、馬鹿にされる始末。
何にもいいところなんてないし、むしろ迷惑かけてばかりなのに……。
「言いたい奴には、言わせておけ。
誰が何を言おうとも、お前だけが俺達の世話役だ。
むしろ、お前以外に世話を焼かれたくない」
「彬親様………」
誰にも、それだけは譲らせないからな。
そう囁いて、彬親は彩希をさらに強く抱きしめた。
首筋に顔を擦り寄せ、ちゅっ、と優しい口づける。
そして、また甘えるようにもう一度、顔を首筋に擦り寄せた。
ぎゅうぎゅうと、少し狭苦しいくらいなのに。
どうしてなんだろう。
とても温かく、心から安心して、つい体を預けてしまいたくなる。