その瞳に映るのは


『あっ!!』


「何だよ?」


『三島に聞かれた…。
ほら、今日の昼休みに三島が呼び出されたろ?呼び出された時にちょうど三島が俺に今井の事聞こうとしてたんだよ!』


今井?

まさかあの今井?

なんで今頃?


誠から出てきた名前を聞いて思わず眉間に皺が寄る。



「今井ってあの女か?」

『多分な。……そういや、お前中2の時に今井と噂されてたよな。ま』
「はあ!?俺と今井がっ!?」



どうしてそうなるんだ??



『……俺、そん時お前にその噂話言ったぜ?
なのにお前は放っておけって今井の事を無視してただろ。』



中2で今井とはクラスが別になった。

でも、昼休みに何度も付きまとわれたのは覚えてる。

でも無視してたはず。

なのに何で??


< 228 / 370 >

この作品をシェア

pagetop