懐妊一夜~赤ちゃんを宿したら極上御曹司の盲愛が止まりません~
「器の小さな男で本当にすまない」

「そんなことないです」

「幻滅しないのか?」

「幻滅なんてしません。むしろ正直に気持ちを話してくれて、こんな言い方不謹慎かもしれないですけれど嬉しかったです」

「蜜葉……」

私の言葉を聞いて結斗さんがほっとしたような表情を浮かべて私を優しく抱きしめる。

「心の内を互いに曝け出して、やっと本当の意味で蜜葉と繋がれた気がするよ」

「結斗さん」

「蜜葉、心から君を愛している」

私の身体を解放した結斗さんと視線が絡み合った。情熱的で真っ直ぐなその瞳が私を捉えて放さない。そんな結斗さんの顔が私の瞳に大きく映るようになっていく。そして、唇にそっとキスが落とされた。

「もう一回、キスしていいか?」

結斗さんが甘く掠れた声で耳元でそう囁く。頰を赤らめながらコクンとうなずけば、結斗さんがフッと笑い、まだ感触が残る唇に再び甘いキスを落とした。
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