こんぺいとうびより
真海と悠馬の近くにある生け垣の向こう側のスペースにあるベンチには一直と璃子が座っていた。
「璃子、まだ落ち込んでんの?」
一直が力なくベンチにへたり込む璃子に声をかける。
「・・・バレてた?」
「わかりやす過ぎだから。わざとらしくはしゃいでたし。」
「・・・ごめん。」
璃子はしおれた花のようにしゅんとうなだれる。
「まだ二ヶ月もあるでしょ。」
「・・・二ヶ月なんてすぐだよ。」
シャーベットオレンジのドレスの裾をぎゅっと掴んで力なく呟く。
「あたしも、さよかちゃんみたいについてっちゃおうかな・・・。」
「え?」
「さよかちゃん、動画で言ってたの。好きな男性がいるんだけど、その男性には好きな女性がいるって。それで親近感わいちゃって動画観てたんだ。そうしたらその男性が失恋して、海外に行っちゃうって言ってて、ますます似た境遇だなって・・・支社に行ったら・・・何年、いるかもわからないし・・・戻ってこない・・・可能性もある、でしょ・・・?」
最後の方は込み上げてくるもので胸が苦しくて詰まり詰まりになった。
「まぁ、そうだね。」
一直は何でもないことのようにさらりと返した。
「だから・・・。」
「だから?」
「ついていっちゃだめ?」
顔を上げた璃子の目には今にも溢れそうなくらい涙が溜まっている。
「璃子、まだ落ち込んでんの?」
一直が力なくベンチにへたり込む璃子に声をかける。
「・・・バレてた?」
「わかりやす過ぎだから。わざとらしくはしゃいでたし。」
「・・・ごめん。」
璃子はしおれた花のようにしゅんとうなだれる。
「まだ二ヶ月もあるでしょ。」
「・・・二ヶ月なんてすぐだよ。」
シャーベットオレンジのドレスの裾をぎゅっと掴んで力なく呟く。
「あたしも、さよかちゃんみたいについてっちゃおうかな・・・。」
「え?」
「さよかちゃん、動画で言ってたの。好きな男性がいるんだけど、その男性には好きな女性がいるって。それで親近感わいちゃって動画観てたんだ。そうしたらその男性が失恋して、海外に行っちゃうって言ってて、ますます似た境遇だなって・・・支社に行ったら・・・何年、いるかもわからないし・・・戻ってこない・・・可能性もある、でしょ・・・?」
最後の方は込み上げてくるもので胸が苦しくて詰まり詰まりになった。
「まぁ、そうだね。」
一直は何でもないことのようにさらりと返した。
「だから・・・。」
「だから?」
「ついていっちゃだめ?」
顔を上げた璃子の目には今にも溢れそうなくらい涙が溜まっている。