こんぺいとうびより
「あはは、そんなのわかってますよ。あたしも、去年のバーベキューの頃は『新貝さんの恋が実る前にガンガン行ったる!』って燃えて、やたら絡んだり飲みに誘ったり頑張ったけど、さすがにもうわかってきました。彩木さんが葉吉さんと上手くいかなかったとしても、むしろ新貝さんが好きな相手が彩木さんじゃなくても、あたしのことは見てもらえなかっただろうなって。」
「・・・。」
「でもだからって、新貝さんに会うの辛いとかってわけじゃないんです。新貝さんだって彩木さんが葉吉さんと一緒に暮らしても完全には諦められなかったんですよね?二人のペアネックレス作るアドバイスとかしてたんでしょ?あたしが今新貝さんに付き合って飲んでるのはそれと同じです。そうすることで自分に気持ちが来るなんて思ってません。ただ新貝さんの役に立つことをしたいんですよ。ていうか正直言うと関われるのが嬉しいんです。」
ハキハキと自信を持って話す彼女からは打算的なことは一切感じられなかった。
「・・・。」
「でもだからって、新貝さんに会うの辛いとかってわけじゃないんです。新貝さんだって彩木さんが葉吉さんと一緒に暮らしても完全には諦められなかったんですよね?二人のペアネックレス作るアドバイスとかしてたんでしょ?あたしが今新貝さんに付き合って飲んでるのはそれと同じです。そうすることで自分に気持ちが来るなんて思ってません。ただ新貝さんの役に立つことをしたいんですよ。ていうか正直言うと関われるのが嬉しいんです。」
ハキハキと自信を持って話す彼女からは打算的なことは一切感じられなかった。