こんぺいとうびより
───!!!
震える手で『応答』と書かれた四角形を下にスライドする。
「・・・もしもし。」
『今家!?』
「はい、あの、新貝さん、異動のこと・・・。」
『今から行ってもいい?』
「え?今から?うちに?」
『今すぐ璃子に会いたい。』
「い、いいですけど・・・。」
切羽詰まった彼の口調とその言葉にドキドキが加速する。
『すぐ行くから待ってて。』
「はい・・・。」
20分程でインターホンが鳴る。
モニターには息を切らした一直が映っていた。
エントランスのオートロックを解除しドアの前で待っていると再度インターホンが鳴り、覗き穴から覗くと一直が膝に手をついて息を整えていた。
「大丈夫ですか!?なんでそんなに急いで・・・。」
ドアを開けて言うと、彼は顔を上げて抱きついてきた。
その勢いのまま玄関に入り、璃子をきつく抱きしめる。
彼の背中の後ろでドアがゆっくりと閉まった。
震える手で『応答』と書かれた四角形を下にスライドする。
「・・・もしもし。」
『今家!?』
「はい、あの、新貝さん、異動のこと・・・。」
『今から行ってもいい?』
「え?今から?うちに?」
『今すぐ璃子に会いたい。』
「い、いいですけど・・・。」
切羽詰まった彼の口調とその言葉にドキドキが加速する。
『すぐ行くから待ってて。』
「はい・・・。」
20分程でインターホンが鳴る。
モニターには息を切らした一直が映っていた。
エントランスのオートロックを解除しドアの前で待っていると再度インターホンが鳴り、覗き穴から覗くと一直が膝に手をついて息を整えていた。
「大丈夫ですか!?なんでそんなに急いで・・・。」
ドアを開けて言うと、彼は顔を上げて抱きついてきた。
その勢いのまま玄関に入り、璃子をきつく抱きしめる。
彼の背中の後ろでドアがゆっくりと閉まった。