キミと、光の彼方へ。
船が大嵐で難破し、舵を取れずに投げ出され、私はいつしか気を失っていた。
目が覚めた時には、自分が何者なのかも何に対してどう思ってるのかも分からず、ずっと海の底にいた。
そこは暗くて寒くて、息が出来なくて苦しかった。
海の流れに身を任せながら浮遊していると、金色の柱のようなものが見えたんだ。
そこだけ明るくて少し眩しくて、興味を持った私はそこを目指して泳いだ。
その回りには宝石のように美しい魚の鱗やプランクトンが浮遊し、この世の何よりも美しく思えた。
私はその光の先を見たいと思った。
苦しさから抜け出して自分の足で地上の道を歩きたいと初めて思った。
でも、なかなか勇気が出ず、渦潮に飲まれ、海流に流された。
その度に心が折れそうになって何度も何度も底に沈んでしまいたいと思った。
だけど、そんな時に、またあの柱が見えてきたんだ。
そして、そこから音が聞こえる。
一定のリズムを奏でる心地よい音色だった。
やがてそれは声になる。
誰かの声が聞こえる。
私の名前を呼ぶ声がする。
私はその声のする方へ泳いだ。
地上に続く光に手を伸ばし、顔を上げた。
そこにいたのは......
碧海帆栄だった。
目が覚めた時には、自分が何者なのかも何に対してどう思ってるのかも分からず、ずっと海の底にいた。
そこは暗くて寒くて、息が出来なくて苦しかった。
海の流れに身を任せながら浮遊していると、金色の柱のようなものが見えたんだ。
そこだけ明るくて少し眩しくて、興味を持った私はそこを目指して泳いだ。
その回りには宝石のように美しい魚の鱗やプランクトンが浮遊し、この世の何よりも美しく思えた。
私はその光の先を見たいと思った。
苦しさから抜け出して自分の足で地上の道を歩きたいと初めて思った。
でも、なかなか勇気が出ず、渦潮に飲まれ、海流に流された。
その度に心が折れそうになって何度も何度も底に沈んでしまいたいと思った。
だけど、そんな時に、またあの柱が見えてきたんだ。
そして、そこから音が聞こえる。
一定のリズムを奏でる心地よい音色だった。
やがてそれは声になる。
誰かの声が聞こえる。
私の名前を呼ぶ声がする。
私はその声のする方へ泳いだ。
地上に続く光に手を伸ばし、顔を上げた。
そこにいたのは......
碧海帆栄だった。