キミと、光の彼方へ。
「そういやさぁ、海里、水泳部始動に向けて昼練してるんでしょ?」
「うん、そうみたい。今年こそは県大会に行きたいって言ってたから、去年より早く体作りしてるよ」
「んじゃあ、県大会連れてってもらわないとねぇ。幼なじみの誕生日プレゼントもまともに渡してこない薄情男には、自分が出来ることで最大級のプレゼントしてもらわなきゃ」
「砂良、海里のこと悪く言わないで。海里あぁ見えてもホントは優しいんだから」
「はいはい、分かってるよ~。珠汐奈は海里のこと好きで好きでしょうがないんだもんねぇ~」
「ちょっと砂良!声大きい!」
砂良がからかってくるのはいつものこと。
クラスが離れて自習室で食べていた去年も、中学の時も、砂良は私と海里の関係を話題にしてくる。
それだけ気にかけてくれてるのは分かるんだけど、さすがにこれほどまでに敵の多い環境では慎んでもらいたいものである。
私にとっては、針のむしろなんだから。
私は口をつんと尖らせたあと、少し焦がしてしまった卵焼きを口に入れて、じんわりと広がる甘味に溺れた。
「うん、そうみたい。今年こそは県大会に行きたいって言ってたから、去年より早く体作りしてるよ」
「んじゃあ、県大会連れてってもらわないとねぇ。幼なじみの誕生日プレゼントもまともに渡してこない薄情男には、自分が出来ることで最大級のプレゼントしてもらわなきゃ」
「砂良、海里のこと悪く言わないで。海里あぁ見えてもホントは優しいんだから」
「はいはい、分かってるよ~。珠汐奈は海里のこと好きで好きでしょうがないんだもんねぇ~」
「ちょっと砂良!声大きい!」
砂良がからかってくるのはいつものこと。
クラスが離れて自習室で食べていた去年も、中学の時も、砂良は私と海里の関係を話題にしてくる。
それだけ気にかけてくれてるのは分かるんだけど、さすがにこれほどまでに敵の多い環境では慎んでもらいたいものである。
私にとっては、針のむしろなんだから。
私は口をつんと尖らせたあと、少し焦がしてしまった卵焼きを口に入れて、じんわりと広がる甘味に溺れた。