キミと、光の彼方へ。
そして、1週間後。

体育委員会初仕事の日がやって来た。

体育はまさかの朝イチ。

海里とは一緒に登校できなかったし、髪はボサボサだし、メイクの乗りも悪い。

今日は最悪な日になりそう。

そんなことを思いながら、1人女子更衣室でジャージに着替え、ボサボサの髪を1つに結って校庭に向かった。

校庭では既にサッカー部や野球部、陸上部の朝練が行われており、私の居場所なんてどこにも無さそうだった。

仕方なく校庭の隅っこでカクレクマノミのように息を潜めていた。

誰を見ても皆キラキラしている。

それはまるでダイヤモンドのようで、私にはない光だ。

流れる汗も、風に吹かれてなびく髪も、全てが美しい。

私はいつでも、その宝石のような輝きを自分自身に求めていて、プランクトンのように自分の生きる世界を彷徨って、ただ流されている。

そんな自分や生き方が嫌になるときももちろんある。

目を反らしたくなるくらい辛い現実もあつて、それを受け止めたくなくてなんとなくいつも目を閉じるんだ。

瞼が段々と重くなってきた。


「ふわぁ...」


と、アクビを1つした、その時だった。


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