キミと、光の彼方へ。
「おっと~、今回は海里も一緒じゃん!よろしく頼むよ~」

「相変わらずのハイテンションだな」

「いやいや、海里が低すぎなんだよ~。もっとテンション上げてこーよー!だって今日初日なんだよ!なんか良いことありそうじゃんっ!」

「その思考何とかした方がいいと思うが」

「なあにぃ、アタシのことビョーキだと思ってるの~?」

「まあ...うん」

「このぉ、バカいり!」


2人が絡むと大抵こうなる。

海里のクールさに砂良が絶妙に斬り込むんだ。

それを見ている私は笑いを堪えきれず、ニタニタと薄気味悪く笑ってしまう。

今日もまた朝から笑わせてもらっちゃったな。

と、大分本調子になってきたところで、海里が私に視線を投げ掛けた。


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