冷徹御曹司は初心な令嬢を政略結婚に堕とす
二十五歳にして初めての一人暮らしは、順調なスタートを切ったように思えた。
……の、だが。
「あ、あれ? これって、洗剤はどこに入れるの?」
食器を洗おうとすれば食器洗い機の使い方がわからず、ボタンもどこをどう押せばいいのかよくわからない。
ココアを飲もうと、電子レンジを使おうとすれば――。
「わわっ! ば、爆発しちゃった……。なんで……?」
マグカップを覆っていたラップは無残に破れ、電子レンジの内部は吹きこぼれた牛乳で大変な状態になってしまう。
ココアもちゃんと粉が溶けていないし、散々だ。
昼食は昨夜購入した材料で私の大好物であるハンバーグ作りに奮闘してみたが、食感も悪いし変な味がした。
「な、生焼けだったのかな? 美味しいハンバーグ、食べたかったなぁ」
ちょっと火加減が強過ぎたせいで外は黒く焦げていたのに、まさかの展開に唖然とするしかない。
がくり、と肩を落としながら「ごちそうさまでした」と手を合わせる。
うぐぐ、これしきでめげないんだからっ。
さあて、気を取り直して! と今度は食器をスポンジで洗ってから、洗濯機を回す。
一時間くらいしてから警告音が響いたので慌てて停止ボタンを押したが、何がなんだかよくわからないし、ロックのかかった扉も開かない。
半透明の扉からは、泡立たままの洋服が見えている。
……どうやら、洗濯に失敗しているようだ。
……の、だが。
「あ、あれ? これって、洗剤はどこに入れるの?」
食器を洗おうとすれば食器洗い機の使い方がわからず、ボタンもどこをどう押せばいいのかよくわからない。
ココアを飲もうと、電子レンジを使おうとすれば――。
「わわっ! ば、爆発しちゃった……。なんで……?」
マグカップを覆っていたラップは無残に破れ、電子レンジの内部は吹きこぼれた牛乳で大変な状態になってしまう。
ココアもちゃんと粉が溶けていないし、散々だ。
昼食は昨夜購入した材料で私の大好物であるハンバーグ作りに奮闘してみたが、食感も悪いし変な味がした。
「な、生焼けだったのかな? 美味しいハンバーグ、食べたかったなぁ」
ちょっと火加減が強過ぎたせいで外は黒く焦げていたのに、まさかの展開に唖然とするしかない。
がくり、と肩を落としながら「ごちそうさまでした」と手を合わせる。
うぐぐ、これしきでめげないんだからっ。
さあて、気を取り直して! と今度は食器をスポンジで洗ってから、洗濯機を回す。
一時間くらいしてから警告音が響いたので慌てて停止ボタンを押したが、何がなんだかよくわからないし、ロックのかかった扉も開かない。
半透明の扉からは、泡立たままの洋服が見えている。
……どうやら、洗濯に失敗しているようだ。