僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「もらってくれないと
俺が困るんだけど」
「でも……」
「俺がこんなカード持ってたら……
余計、美羽のこと
諦められなくなるから……」
顔を苦しそうに歪める、波多野くん。
こんな辛そうな顔をさせてるのは、
私のせいなんだよね?
そう思うと
私も心が地面に引きずられて、
笑顔なんて作れない。
その時
予想外の明るい声が
私に耳に飛び込んできた。
「美羽が暗い顔するなら、
燃やしちゃおうかな、このカード」
「へ?」
「それとも、
イエローの顔に画びょうブスブス指して。
カッターで切り刻むのも良いかもな」
イエローになんてひどいことを!!
そんなのダメ!
絶対にダメ!!