僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目

 すでに私の足は、
 スタートダッシュをきる態勢。



 縄が地面に落ちたのを確認。

 さあ、ありがとうって言って、
 猛ダッシュ!


 そう思ったのに……



「みゅうみゅう……ごめんね……」



 突然
 大好きな甘い声が、耳に届き

 私の足をガチガチに固めた。




 ごめんって、何?

 どんな思いが
 込められているの?

 ボッチで陰キャらの私とは
 付き合えないってこと?



 そんなこと
 謝らなくていいよ。



 春輝くんが高嶺の花で、
 私なんかじゃ不釣り合いなことぐらい
 ちゃんとわかっているから。


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