僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「私には……ムリだよ」
「なんで?」
「演技なんて、したことないし」
「大丈夫。難しくないから」
「アクションだって……できないよ……
運動神経……悪すぎだから……」
「それも大丈夫。
僕が教えてあげるから」
ダメだ……
断る理由を探しても、探しても。
春輝くんに言いくるめられちゃうよ。
「春輝くんだって忙しいでしょ?
私の夢のために
時間作ってもらうのも悪いよ」
「もしかして……
みゅうみゅうって……」
何?
いきなり暗い顔をして。
「僕のこと……嫌いなの?」
ひぃえ!!
き……嫌いとか……
そういうんじゃなくて……
「僕、みゅうみゅうと……
ヒーローショーやりたいんだけどな……」
う……
心臓が……心臓が苦しい……
真ん丸お目めを悲しそうに揺らして
肩を落とした春輝くんが
たまらなく可愛い!!
可愛すぎて……
心臓がもたないよぉ。