僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
「嫌とかじゃないよ。
ただ……ヒーローになる自信……
私にはないだけ……」
「な~んだ。そんなこと、
僕に任せてくれればいいのに」
「え?」
「僕が必ず、みゅうみゅうを
カッコいいヒーローにしてあげるから」
「だから私には……ムリ……」
「春輝先生を、信じて。ね」
ぷっ。
いきなり込み上げてきた笑いが
私の口から漏れた。
自分のことを、春輝先生って。
かわいい!!
春輝くんって発言のところどころが
かわいすぎる!!
ほんと、敵わないな。
太陽で煌めく湖みたいに
キラキラした春輝くんの笑顔には。
私にはヒーローなんて
できないって思っていたけど。
やってみようかなって思えてきた。
だって、春輝先生と
これからも会えるってことでしょ?
こんな心が綺麗な美少年に
アクションを教えてもらえちゃうって
ことでしょ?
こんな夢みたいなこと。
これを逃したら
一生ないよね。きっと。