ビッチは夜を蹴り飛ばす。
 




 学校中の全部を壊して乱して汚して無茶苦茶にした最後、非常ベルを鳴らして学校から飛び出した。

 その夜を二度と忘れることはないと思う。

 疲弊して汗だくになったこの身で、笑って、呼吸をして、正しくないを正したつもりで、間違いを抱えて生きていく。その秩序、この社会、反抗しながらあたしたちはこの価値観を抱き締めて生きていく。










 そして新しい自分に今日から生まれ変わるんだ。








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