意地悪執事はお嬢様を独占したい
振り向くと……
「花岡様」
花岡様は俺の後ろで少し怒ったような顔をしていた。
「…千結ちゃんは今日どうしたんですか?」
「……」
「なんか言ってくださいよ」
風邪ですか?と俺に聞く花岡様に首を横に振る。
「朝からいません。」
「……は?」
俺がそう答えると花岡様は目を見開き間抜けな声を出した。
しばらく俺たちの間に沈黙が流れる。
その沈黙を破ったのは、花岡様のほう。
「…千結ちゃん泣かせたら許しませんから!早く千結ちゃんを見つけてください」
……、え。