麗羅の青春期~10代編~義務教育

中学1年の夏②ゴリY再び

朝、兄と一緒にでて、
兄{本間に検討ついてるなら、なんでそいつを先生とかにいわないんや?

麗羅{先生にいうた所でどないでもなることじゃないんよ。よけい、酷くなるかもしれんねん。

と、喋りながら登校していたらS君が
川沿いの椅子に腰かけて居た。

S君{誰なんかを暴くぞ

麗羅{うん。

宛名とかの名前だけが頼りで

朝から職員室に行き、ゴリYの字をみたくて、
めぼしい人はゴリYしか、思い浮かばなくて
担任に聞くしかない。

先生に
麗羅{ゴリYの字だと思うんですけど、差出人が書いてなくて怖くて、字を見たいんです。って、言うたら

先生{麗羅にか?あいつがか?(笑)ラブレターかな?って、そんな呑気なことやない。

やっぱり一致した。

やっぱりゴリY。

5組に乗り込んだ。

ゴリYに
麗羅{ちょっとって
ゴリY、ニヤリ

ムカつく、マジで。キー((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

歩いてるときに、腕ひっぱられて
無理やり羽交い締めのキスをされた。
階段の躍り部分でしたもんやから
まだ登校してきてる人もいっぱい居て
でも、人質みたいな体制でキスをしてくる。

喧嘩勃発。W先生もかけつけ、

先生が隙をついて、引き離してくれた。

さすがにこれは、アカンって、事で
ゴリYだけ指導室に呼ばれた。

1時間めも、気持ち悪い。
ゴリYにキスされた所が気持ち悪くて
トイレにって、いうて、

保健室で気持ち悪くて泣いた。

今ではどうでもいいことですが、
その時は辛く、気持ち悪かったのです。

チャイムがなって

カーテンがシャッて開かれた

M先生{麗羅大丈夫か?何があったんや?
麗羅{先生、付き合ってる人はいますか?

M先生{いないわ、そんなん
麗羅{好きな人もですか?

M先生{うん、まぁ
麗羅{じゃあ、嫌いな人や、タイプとかって
ありますか?

って、我慢の限界で。

M先生{まぁ、居てることは、いてるけど
麗羅{そういう存在の人に無理矢理羽交い締めにされて、キスをせがんでこられたんです。
付き合ってるのんとか知ってるくせに

って、いうたら

M先生{学校をなんやっておもてるんや…でも、誰がしたんや?

麗羅{ゴリYです。ずっと入学してから変な絡み方されて、ストーカーというか、イジメって思っても仕方ないというか、自分ではもぅ、
関わりたくなくて。前、どうするかW先生にも
聞かれたんですけど、その時も周りに広がるのが怖くて言えなかったんです、M先生に任します。できるなら言うて欲しくは無いです。でも、言わない限り自分の気持ちがしんどくて。

M先生{わかった、内容しだいやけど、言うてみ

深呼吸して
麗羅に起きたことを全て話した。

M先生{辛かったんやね、
って、頭なでられぎゅ~ってされた。

麗羅はまた泣いた。

M先生{この話をすることにあたって、Sみたいに黙ってくれている奴がどれだけ居るかで
広がり方が違う。本間に言うたら、
後戻りはできなくなるし、先生が決断するのは、無理やわ、麗羅の口から確かなことを言うて欲しい

麗羅{じゃあ、解りました、1年とかと関わりがある女の先生にだけ話してもらえませんか?それで、ゴリYの事をマークというか、
見張ってて欲しいんです。

って、相談した日の下校時は憂鬱な気持ちで家路につきました。

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