子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
私達はプールに入った玲也を黒沼さんに任せて、明日の挙式の打ち合わせへとウエディングサロンを訊ねる。
三人の衣装はキチンと用意されていた。チャペルの装飾や食事の内容の最終確認も終え、最後は挙式会場となるチャペルに足を運んだ。
「明日、此処で式を挙げるんだな」
「はい」
チャペルの白い十字架の向こうは全面硝子。
今は黄昏時、青い海は夕暮れ色に染まり、地平線はオレンジ色の光の粒子でキラキラと光っていた。
「柊也さん、大輔さん達にも私に内緒で連絡入れておいてくれたんですね」
「あぁ」
「ありがとうございます」
「少しだけ…思い出した・・・」
「何を思い出したんですか?」
「俺と君はこの島の古びた教会を見ていた・・・」
「柊也さん・・・」
「違うか?」
「いいえ…違わないです。教会の扉には鍵がかかっていて、入れなかったけど、私達はその裏のガジュマルの木の下で愛を誓いました」
「・・・そっか・・・では、明日が二度目の結婚式か・・・」
一度目は結婚式と呼べるモノではない。
でも、二人の中では一度目の結婚式。
二人で夕映えの光が差し込むチャペルでそっとキスを交わした。
三人の衣装はキチンと用意されていた。チャペルの装飾や食事の内容の最終確認も終え、最後は挙式会場となるチャペルに足を運んだ。
「明日、此処で式を挙げるんだな」
「はい」
チャペルの白い十字架の向こうは全面硝子。
今は黄昏時、青い海は夕暮れ色に染まり、地平線はオレンジ色の光の粒子でキラキラと光っていた。
「柊也さん、大輔さん達にも私に内緒で連絡入れておいてくれたんですね」
「あぁ」
「ありがとうございます」
「少しだけ…思い出した・・・」
「何を思い出したんですか?」
「俺と君はこの島の古びた教会を見ていた・・・」
「柊也さん・・・」
「違うか?」
「いいえ…違わないです。教会の扉には鍵がかかっていて、入れなかったけど、私達はその裏のガジュマルの木の下で愛を誓いました」
「・・・そっか・・・では、明日が二度目の結婚式か・・・」
一度目は結婚式と呼べるモノではない。
でも、二人の中では一度目の結婚式。
二人で夕映えの光が差し込むチャペルでそっとキスを交わした。