子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「待っていたよ。阿川さん」
「筒見社長・・・」
筒見社長が私を待っていた。
「俺に付いて来て・・・」
彼は私をダイニングルームに案内した。
「此処に座って・・・」
キレイな細工が施されたアンティーク調のダイニングテーブルと椅子。
テーブルには見た目も楽しめるフレンチコースが並んでいた。
「我がフレンチレストラン「エルミタージュ」の八月のフルコースメニューだ・・・」
筒見社長が自ら私の椅子を引いてくれた。
紳士的な彼の振る舞いに鼓動を弾ませながら椅子にそっと腰を下ろした。
そして、私の目の前に筒見社長が腰を下ろす。
「本当に君はウチのホテルのハウスキーピングだったんだね・・・」
「嘘は言っていません」
「そうだ・・・これ」
彼は私にブランド物の紙袋を渡した。
「これは??」
「社長は君の忘れたハンカチを預かったのに…実は失くしてしまって…急遽、この私が買いに行きました。
柄は似てると思うんだけど…後で確認してください」
「・・・別にいいのに・・・」
「それは社長の口実で・・・君にプレゼントがしたかったんだろう・・・」
「黒沼!!?」
「邪魔者は消えますね・・・」
黒沼さんは私達を置いて出てしまった。
―――――急に二人にされても困るんだけど。
「そうだ・・・軽く説明しとく・・・これは毛ガニときゅうりのジュレ、夏野菜のグラニデ、トウモロコシの冷製スープ、合鴨のローストに鱸のポワレ、デザートは白桃のコンポート・・・以上だ・・・」
「写真撮っていいですか?」
「それはダメだ・・・これはまだ試作品だから・・・それに社外秘だ・・・ともかく食べてくれ。昨日の礼だ」
「礼と言いましても・・・私は何も・・・」
「・・・いいから…食べてくれ・・・」
「はい」
私は社長に急かされ、ナイフとフォークを手にした。
「別に箸でいいぞ」
「でも・・・」
「俺がいいって言ってんだ・・・俺は箸で食べるから・・・」
私も筒見社長に合わせて、割り箸を変えた。
「筒見社長・・・」
筒見社長が私を待っていた。
「俺に付いて来て・・・」
彼は私をダイニングルームに案内した。
「此処に座って・・・」
キレイな細工が施されたアンティーク調のダイニングテーブルと椅子。
テーブルには見た目も楽しめるフレンチコースが並んでいた。
「我がフレンチレストラン「エルミタージュ」の八月のフルコースメニューだ・・・」
筒見社長が自ら私の椅子を引いてくれた。
紳士的な彼の振る舞いに鼓動を弾ませながら椅子にそっと腰を下ろした。
そして、私の目の前に筒見社長が腰を下ろす。
「本当に君はウチのホテルのハウスキーピングだったんだね・・・」
「嘘は言っていません」
「そうだ・・・これ」
彼は私にブランド物の紙袋を渡した。
「これは??」
「社長は君の忘れたハンカチを預かったのに…実は失くしてしまって…急遽、この私が買いに行きました。
柄は似てると思うんだけど…後で確認してください」
「・・・別にいいのに・・・」
「それは社長の口実で・・・君にプレゼントがしたかったんだろう・・・」
「黒沼!!?」
「邪魔者は消えますね・・・」
黒沼さんは私達を置いて出てしまった。
―――――急に二人にされても困るんだけど。
「そうだ・・・軽く説明しとく・・・これは毛ガニときゅうりのジュレ、夏野菜のグラニデ、トウモロコシの冷製スープ、合鴨のローストに鱸のポワレ、デザートは白桃のコンポート・・・以上だ・・・」
「写真撮っていいですか?」
「それはダメだ・・・これはまだ試作品だから・・・それに社外秘だ・・・ともかく食べてくれ。昨日の礼だ」
「礼と言いましても・・・私は何も・・・」
「・・・いいから…食べてくれ・・・」
「はい」
私は社長に急かされ、ナイフとフォークを手にした。
「別に箸でいいぞ」
「でも・・・」
「俺がいいって言ってんだ・・・俺は箸で食べるから・・・」
私も筒見社長に合わせて、割り箸を変えた。