子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
玲也は夜の帳が下りるまでぐっすりと眠った。

午後八時過ぎ。
誰かがドアのブザーを押す。
私はドアスコープから外を覗き、相手を確かめる。

彼もドアスコープを覗き見ていた。
筒見社長だった。

私は慌ててドアを開ける。

「筒見社長・・・」

「ママ、誰?」

「俺だ・・・」

「しゃちょうだ・・・」

玲也も玄関先まで出て来て、筒見社長を嬉しそうに見つめた。

「君に言ってたモノをあげる・・・ラジコンカーだ・・・」

筒見社長は玲也に大きな紙袋を渡した。

「凄い…大きな車だ・・・」

「どうぞ…あがって下さい」

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