子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「・・・本当に元気そうだったね・・・」

「から元気ですよ・・・社長が来たから・・・今日はずっと一日寝てたから・・・」

「悪いコトした?」

「いえ・・・」

二人で眠る玲也を見つめながら言葉を交わした。

「・・・自分でも分からないぐらい・・・積極的だ」

「夢に出て来る彼女はそんなに私に似ていますか?」

「ん、あ・・・」

「・・・」
私は筒見社長に拓郎の写真を見せた。

「確かに顔は似てるけど・・・彼の肌は小麦色だね・・・」

「拓郎はスキューバダイビングが趣味で・・・仕事もダイビングショップで働いていました」

「へぇー・・・一つ言っていい?」

「何ですか?」

「俺は余り泳ぎは得意じゃない・・・肌も弱くて、焼くと水膨れになる」

社長は玲斗さんと同じコトを言った。

私がジッと顔を見ているといきなり唇を近づけ、軽く重ねて来た。
「君が悪い・・・俺を愛しそうに見るから・・・」

「私は別に・・・」

「俺がキスしたかったからキスしたんだけどね・・・今度はちゃんと君に許可を取る。キスしていいか?凛香」

「社長・・・」

「柊也と呼んで・・・」

「それは・・・」

「・・・キスの返事は?」

「・・・はい」
私はテレ臭そうに返した。



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