子連れシンデレラ(1)～最初で最後の恋～
一年後の約束(回想）
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朝食後、コテージに戻り、外出の準備していた。

玲斗さんはリビングを出て、お手洗いに行く。

「！？」

ソファの下に置かれた彼のボストンバックのチャックが開いていたので、閉めて上げようと手を伸ばすと白い封筒を見えた。

私はその封筒を手に取った。

封筒の表には「遺書」と書かれていた。

彼がこの天空島に来た本当の目的を知ってしまった。

玲斗さんは病を悲観して、自殺する為に此処に来たんだと。


「こら、人のバックの中身を勝手に見るなよ」

戻って来た玲斗さんは持っていた遺書を取り上げた。

「ゴメンなさい・・・」

「玲斗さんは・・・自殺する為に此処に来たの？」

「・・・まぁな・・・」
彼は素っ気なく返し、バックに遺書を仕舞った。

「ダメよ・・・死んだら、ダメだよ・・・」

「君の人生じゃない。俺の人生だ・・・手術しても成功率は低い、死ぬ可能性の高い・・・
手術しなくても・・・余命半年だ・・・どっちにしても・・・俺には死亡フラグ立ってんだ・・・
早かれ遅かれ・・・俺は死ぬ・・・」

「玲斗さん・・・」

「・・・俺の本当の目的はバレた以上はもう君とは居られないな・・・凛香」

玲斗さんはボストンバックを持ち上げた。

「何処に行くの？？」

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