子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
玲斗さんは私の腕を優しく解き、カラダを半回転させ、泣いている私と向き合う。
「玲斗さん・・・」
彼は指の腹で、私の涙を拭いながら自身の黒い瞳を潤ませる。
「ゴメン…君のキモチを全然考えてなかった・・・拓郎は君の言う通り・・・死にたくて死んだんじゃない。きっと、最後は愛するに君に申し訳ないキモチでココロをいっぱいにして、死んだと思う。
こんな可愛い・・・婚約者を残して、逝ってしまったんだ。無念極まりないよ」
「玲斗さん・・・」
玲斗さんは私を強く抱き締めた。
「本当に君は優しいよ・・・凛香」
「玲斗さん・・・考え直してくれますか?」
「・・・うん」
玲斗さんは口角を優しく上げ、微笑んだ。
私は安堵して、渇いたはずの涙を再び滲ませた。
「泣くなよ・・・凛香」
「これは嬉し泣きです・・・」
「君の涙は反則だ。
君に泣かれたら、俺は何でも言うコト訊いちゃうよ・・・凛香」
「玲斗さんってば・・・」
「・・・君の行きたいと言う教会に案内して・・・」
「玲斗さん・・・」
彼は指の腹で、私の涙を拭いながら自身の黒い瞳を潤ませる。
「ゴメン…君のキモチを全然考えてなかった・・・拓郎は君の言う通り・・・死にたくて死んだんじゃない。きっと、最後は愛するに君に申し訳ないキモチでココロをいっぱいにして、死んだと思う。
こんな可愛い・・・婚約者を残して、逝ってしまったんだ。無念極まりないよ」
「玲斗さん・・・」
玲斗さんは私を強く抱き締めた。
「本当に君は優しいよ・・・凛香」
「玲斗さん・・・考え直してくれますか?」
「・・・うん」
玲斗さんは口角を優しく上げ、微笑んだ。
私は安堵して、渇いたはずの涙を再び滲ませた。
「泣くなよ・・・凛香」
「これは嬉し泣きです・・・」
「君の涙は反則だ。
君に泣かれたら、俺は何でも言うコト訊いちゃうよ・・・凛香」
「玲斗さんってば・・・」
「・・・君の行きたいと言う教会に案内して・・・」