子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「起きて!!ママ」

私と柊也さんは玲也の大声で目を覚ました。

「ママ…はだかで寝たら風邪ひいちゃうよ・・・」

私と柊也さんは玲也の言葉で互いの姿を見つめ、苦い笑い。



お子様には見せて行けないモノを見せてしまい、穴があったら入りたい気分になった。

「しゃちょうもだよ・・・」

「そうだね・・・俺とママはお着がえするから・・・外に出てくれないか?玲也君」

「わかった・・・」

玲也は素直に柊也さんに従い、部屋の外に出て行った。

「どうしよう!?」
私は布団で胸許を押え、狼狽する。

「でも、玲也君・・・何で裸で寝てるのか・・・意味は理解していないと思うよ」

「それはそうだけど・・・」

「子供が居ると二人でイチャイチャできないのが…難点だな。凛香」

「え、あ・・・そうね・・・」

柊也さんは先にベットから出て脱ぎ捨てたバスローブを着こんだ。

長い手足に広い筋肉質な背中。

昨日の情欲を思い出し、カラダに熱が帯びる。

「君の早く着替えないと」

「うん・・・」
柊也さんは私の肩にバスローブを羽織らせ、チュッとリップ音を立て、モーニングキスを落とした。

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