極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました



二十六年間。私は、恋愛とは無縁の生活を送ってきた。

同年代の子たちが恋愛を楽しんでいるとき、私は、祖母のお店の手伝いと、祖父の介護、残りの時間は全て勉強に当てていた。

良い大学を出て、良い会社へ就職をする。そして、両親のいない私を、親代わりになって育ててくれた祖父母に少しでも楽な生活を送らせてあげることが、私の目標だった。

中学卒業後は地元の進学校へ進学。一年の冬に祖父が亡くなってからは、悲しみに暮れながらも、これまで介護に当てていた時間も勉強に当てた。おかげで高校は首席で卒業。

奨学金を借りて東京の大学へ進学してからは、生活費と学費を稼ぐためにバイトをしながら、残りの時間は勉強に当てていた。就職に有利になりそうな資格もいくつか取った。

そのかいあって、誰もが知っている大手企業『大鷹不動産』から早々と内定をもらった。
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