極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
大鷹不動産の物件の建設を多く請け負っており、これまでも二社共同で企画や開発を行い数々のプロジェクトを進めている。


『弊社社長の森園が大鷹社長にお話があるそうなのですが、大鷹社長はお手すきでしょうか」

「確認いたしますので、少々お待ちください」


保留ボタンを押して受話器を置くと、すぐに社長室へ内線をかける。しばらくすると『はい』と千紘社長の穏やかな声が耳に届いた。


「社長。森園建設の森園社長よりお電話です。お取次ぎしてもよろしいでしょうか」


今の千紘社長はデスクワーク中で、特に急ぎの仕事をしているわけではないはず。当然、森園社長の電話に応じるものと思ったが、千紘社長からすぐに返事がない。


『森園建設かぁ……』


しばらくすると、重たいため息が聞こえた。


『森園社長。俺がスマホの電話に出ないからってこっちに掛けてきたな』


独り言のような呟きのあとで『笹崎さん』と私を呼ぶ。
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