極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
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社長室へ戻るとちょうど取材を終えたところで、記者の方々をエントランスまでお見送りした。
千紘社長は取材でお疲れだろうと思い、給湯室で紅茶を淹れてから再び社長室へと戻る。
「おっ。さすが笹崎さん。ちょうど喉が渇いていたんだ」
デスクの上に紅茶の入ったカップを置くと、千紘社長がさっそくそれに口をつける。
「うん。今日も笹崎さんの淹れてくれた紅茶は美味しい」
「ありがとうございます」
それから飲み終えたカップを持って、私は社長室を後にした。
秘書室へと戻り、しばらく仕事をしていると、デスクの上の電話が鳴り出す。表示された番号が内線ではなく外線だったので、三コール以内に素早く受話器を取った。
「大鷹不動産、秘書課笹崎でございます」
『森園建設の社長室秘書グループの林と申します。いつもお世話になっております』
電話の相手である森園建設は、大鷹不動産の主要取引先のひとつだ。