極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました



翌日、会社へ出勤すると、昨日のロビーでの件のせいか、すれ違う社員さんたちからの視線を感じた。

秘書室で仕事をしていても、考えてしまうのは千紘さんと玲香さんの関係。気になるけど、誰にも相談ができない。

妊娠のこともあり不安で、気を抜いてしまったら堪えられずに泣いてしまいそうだ。

それでもなんとか午前の仕事を終えてお昼休憩に入ると、お手洗いへ行くため席を立った。

個室のトイレに入り、ショーツをおろしたときだった。そこに何か赤い血のようなものがついていることに気が付く。一瞬、生理がきたのかと思ったが、妊娠しているのでそれはないはず。


「……もしかして」


そのときハッと気が付く。

お腹の中の赤ちゃんに何かあったのかもしれない。

そういえば、あんなに辛かったつわりも昨日から軽くなっている。
< 334 / 387 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop