極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「そんなに焦って病院へ行きたいなんて何かあったのか?」

「さっきお手洗いへ行ったら出血していたんです。昨日からつわりもなくなっているので、赤ちゃんに何かあったのかもしれないと思って……」


不安と動揺から自分の声が震えている。

こうしている間にもお腹の赤ちゃんに何かあったらと思うと不安でたまらない。どうか無事でいてほしい。


「わかった。病院までは俺が車で送るから、今すぐに行くぞ」

「いえ、一人で行けるので大丈夫です」

「今のその動揺した状態で、一人で病院まで行けるのか」


天野室長に指摘されて、私は口ごもる。


「今日はもうそのまま早退していいから、帰る準備してロビーで待ってろ。俺もいろいろと済ませたらすぐに行くから」


そう言い残して、天野室長は駆け足で秘書室へと戻っていった。

< 337 / 387 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop